月ヶ瀬温泉 雲風々の目の前を流れる狩野川。
天城山を源流とするこの清流は、古くから鮎の友釣りで知られ、「友釣り発祥の地」ともいわれる歴史ある川です。
宿の敷地は狩野川のほとりに広がり、夕食をお愉しみいただくダイニングからも、四季折々に表情を変える川の景色をご覧いただけます。
伊豆に伝わる説によれば、江戸時代、狩野川流域を訪れた虚無僧・法山が、鮎が縄張りを守るために他の鮎を追い払う習性に着目し、友釣りを考案したと伝えられています。
その後、友釣りは狩野川流域で広く普及していきました。
伊豆国の代官を世襲した江川家に伝わる史料群「江川文庫」には、天保3年(1832年)、友釣りによる漁獲量の多さを背景に、簗漁を営む村々が友釣りの規制を求めた記録も残されています。
こうした歴史からも、当時の狩野川流域で友釣りが盛んに行われていたことがうかがえます。
今もなお、狩野川は全国の鮎釣りを愛する人々を魅了する名川。
夏の訪れとともに、川面には鮎釣りを楽しむ人々の姿が見られ、伊豆ならではの風景が広がります。
そして、この豊かな清流が育むのが「伊豆の鮎」です。
狩野川の源流は、日本有数の多雨地帯として知られる天城山にあります。豊かな森に降り注いだ雨は清らかな水となって川へと注ぎ、その恵みが鮎を育みます。
鮎は、その爽やかな香りから「香魚」とも呼ばれる魚。
当宿の夕食では、そんな伊豆の自然の恵みを感じていただける鮎料理をご用意しております。
香ばしく焼き上げた鮎の塩焼きは、皮の香りとふっくらとした身の旨みが魅力です。
夕暮れ時、ダイニングの窓越しに狩野川の流れを眺めながら味わう、伊豆の鮎。
目の前を流れる清流の歴史に思いを馳せながら、その土地ならではの旬の味覚を愉しむひとときは、伊豆の夏ならではの贅沢です。
自然と温泉、そして土地の恵み。
狩野川のせせらぎに包まれながら、心ほどけるひとときをお過ごしください。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。

